東京の屋形船はオリンピックモードへ! 海外の方大歓迎!

東京の屋形船はオリンピックモードへ! 海外の方大歓迎!

2020年はもう目の前です。54年ぶり、東京でのオリンピック開催が控えています。海外から数多くの観光客の訪日が見込まれます。しかも選手村が置かれる予定地は晴海埠頭!さらにはお台場が競技会場のひとつになります。どちらも、屋形船が数多く行き交っているエリアです。2020東京オリンピックは広域分散開催が予定されていますので、屋形船には、混雑・渋滞が予想される鉄道や自動車による輸送に加え、オリンピック参加選手、関係者、そして観客の円滑な移動に貢献する役割が期待されています。
東京の屋形船を運航する船宿は、数年前の来日観光ビザ取得要件緩和を受けた中国・韓国・タイなどからの観光客が増加した際にすでに対応を始めています。船宿業界は、この対応をさらに広げ、多言語対応の体制作りに着手しています。
屋形船のオリンピック本気モードを見ておきましょう。
 
1.多言語通訳への対応
東京の屋形船運航船宿は、すでに多くが英語、中国語、台湾語、韓国語の通訳を確保できる体制を整えています。2020東京オリンピックに向けては、さらに多言語に対応できる体制を目指していくことでしょう。
東京都はすでに、英語や中国語のみならず、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語といったヨーロッパの言語、インドネシア語、タイ語といった東南アジアの言語、さらにはアラビア語、ペルシア語といった中東諸国の言語について、民間ボランティアを中心に通訳やガイドが行える人材を集めようとしています。船宿業界単独では広範で多様な言語に対応するのは難しいかもしれません。しかし、東京都と協同することを通じて、多言語通訳を確保するようつとめています。
2020年には、多くの屋形船が、多種多様な国々からの観光客をおもてなしするサービス体制を整えるでしょう。
 
1.⑵イスラム圏からの来客対応 ーーハラル
近年、対応にとりわけ重要性と緊急性を増している分野に「イスラム圏からの顧客に対する対応」があります。イスラム教徒、「ムスリム」は、戒律上「許された=合法の」という意味の「ハラル」の飲食物しか口にできません。
「ハラル」とされるためには、戒律に基づく儀式をともなった食品の扱いが必要で、これをきちんと遂行するハードルは決して低くありません。それだけに日本人にとっては対応が難しく、事実、日本のハラル対応は経済界全体で、世界に大きく立ち遅れています。
しかし、インドネシアやマレーシアをはじめ、イスラム教圏の諸国の経済成長は近年いちじるしく、市場として魅力的であるだけでなく、そうした国々からの来日者も多くなっています。親日的な国も多く、そうした国々の人びとは大切にしたいものです。「ハラル」への対応が急がれます。
 
2.屋形船を移動するスポーツバーに
晴海埠頭に予定されている選手村、競技会場のひとつが置かれるお台場、こうした地点間の移動については、鉄道や自動車の陸上交通機関と水路を巡る屋形船や水上バスが連携すれば、たいへん円滑になることが期待できます。屋形船もきっと大活躍できることでしょう。
さてしかし、屋形船を単なる移動手段としてしまうのももったいない話です。ただの水上バスとはちがう、ゆったりとした居住性、そして充実した視聴覚機器をそなえていることを考えれば、選手、退会関係者、観客に向けて、「移動のプロセスまで楽しめる」サービスを提供することも可能でしょう。たとえばメインの宴会場に複数の大画面モニターを設置して、同時に行われている複数の競技を放映しながらドリンクや軽食を提供する、「動くスポーツバー」が実現できるかもしれません。
お酒を飲みながら大画面モニターでサッカーなどを観戦するスポーツバーは、海外ではとてもポピュラーで、日本でもプロ野球チームやプロサッカーチームの本拠地を中心によく見られるようになってきました。「水上の移動スポーツバー」も乙なものではないでしょうか。
 
3.日本の季節感・食文化を楽しむ
そしてまた、せっかく来日していただいた機会ですから、海外からのお客様には伝統的な日本の屋形船文化も味わっていただきたいところです。2020東京オリンピックの日程は7月24日から8月9日。2020年の隅田川花火大会は、今のところ閉会式翌日の8月10日に予定されています。
この際、閉会式を見届けてさっさと離日するのはもったいないでしょう。ぜひ、隅田川の花火大会も見てから帰っていただきたいと、日本人としては思います。別の記事に書いたように、屋形船での花火体験は陸上からの花火見物とはまったく別次元のものです。
Japanese firework is amazing!
海外からのお客様には、最高の機会に最高の花火体験をしていただきたいと願います。


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